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ENTROPYX説

2006/02/26

GoogleCube発見!

GooglePCの噂があったのは今年に入ってすぐのこと。
噂以上の具体的なスペックや発売時期などについての情報は現れなかったので、もうすでに忘れかけている人のほうが多いのではないかと思うが、今回私はとある情報源からリーク画像を入手することに成功したので、ここに公表しておく。

但しこれは巨大企業の極秘情報なので、見つかった場合、削除要請が来るかもしれないということを念頭に置いておかなければいけない。 それにここBlogger自体Googleの傘下であるため、自動的にブログの中身が消去されてしまう可能性だって否定できない。次にページをリロードした時には404NotFoundの文字が寂しげに現れるかもしれない。 また、この記事を読んだ人はCIAに追われるなど身の安全が保障されなくなるかもしれないが、当方は一切その責任は負うつもりはないのでご了承願う。

下の画像がその入手した画像だ。
いかがだろう? どこかで見覚えがあるようなないような。なんとなく既視感を覚える形だが、それは気のせいだろう。非常に高度で優れたものを見た時というのは、人間は既視感を覚えるものだとどこかの書物で読んだ気がする。いや、それは私の考えだったかもしれない。



そんなことよりも、この画像を分析しなければならない。近日中に発売されるかもしれないとはいえ、業界動向を先読みしておくことは重要だ。画期的な製品が世界を変えてしまうかもしれないからだ。(まぁSegwayは前評判で世界を変えると言われたにもかかわらず変えなかったわけだが)

まず見れば誰でもわかることだが、このキューブ形状は小さなキューブ形状の寄せ集まりで出来ている。おそらくは9x3=27個のキューブコンピューティングセルが互いに通信しながら膨大な計算を行うという画期的な技術が用いられているのかもしれない。

しかし、この物体は果たして単なるコンピューターの筐体に過ぎないのだろうか?
私の見解では、これは単なるパソコンパーツの箱ではない。キューブひとつひとつに文字が浮かび上がっているが、これは印刷文字ではなく、それぞれがディスプレーだと解釈できる。画像ではキューブにGoogleのアルファベットが並んでいるが、これはたぶん何かのデモンストレーション時の表示だろう。

さらに想像するに、このキューブは現在のキーボードの役目を果たすものではないかと思うのである。使用者はこれを片手で持ち、文字の表示されたディスプレーセル(バーチャルキーボード)を押して入力を行うのである。片手で、ケータイ女子高生も真っ青な早打ちができそうである。

さらに想像力を働かせると、6面あるキューブの面はそれぞれがネットブラウザのの表示画面であり、6つ分のサイトが同時に表示できるのではないかと考えられる。つまりタブのないタブブラウザキューブである。これならわざわざタブをクリックせずともそれぞれのサイトを閲覧することが可能だ。ただ回すだけでいいのだから。(我ながら素晴らしいアイデアだ。もし予想が外れていたとしても特許申請をしておく価値があるかもしれない)

結局のところ、私の考えではポータブル立体タブブラウザ型進化系セルコンピューターということになるのだが、それにしても気になるのは一本のコードがつながっているということである。ポータブルなのだから配線がつながっていては意味がない。電源コードか、あるいは光通信用ケーブルかもしれないと考えがちだが、これは単に携帯電話でいうところの充電コードと考えるのが妥当だろう。そう、単に充電しているだけなのだ。

ちなみに私がこの極秘画像を入手したのと時を同じくして、Googleの幹部がTIME誌にインタビューされていた。


このインタビュー記事の中で気になる画像があった。インタビュアとGoogleの幹部3人が話しているテーブルの上に無造作にバラ撒かれた小さな(LEGOのように見える)ブロックは、まさしくこのGoogleCubeの実験段階における試作品の数々ではないか! そう、Googleの幹部3人は図らずもこの実験途中のブツが置いてあるテーブルでインタビュアと対話してしまったのである。

たぶん彼らは自分達が部下に指示したGoogleCube計画を忘れていたか、もしくはそんなヘンテコな物体が計画途上の試作品だとは思わなかったのかもしれない。とんだ大失敗である。さらに輪を掛けて驚いたのは、重要な写真がTIME誌に掲載されていたことである。Life in the Googleplexと題されたGoogle本社内を撮影した写真の数々の中に、このGoogleCubeの開発風景が含まれているではないか!

マッドサイエンティスト風の男性の周りに散乱した新型コンピューターの試作品の数々は、まさにGoogleCubeの開発風景そのものである。男性の手前に置かれた多面体は、構造から考えると量子コンピューティング技術を応用した最先端のコンピューターのプロトタイプだろう。こんな画像が一般雑誌に掲載されてしまうとは驚き以外の何ものでもない。

案の定、このTIME誌の発行と同時にGoogleの株価は急落した。なんと3営業日で時価総額が2.3兆円も下落したのだ。アナリストはYahoo!の決算に影響されたものとコメントしているが、それは的外れと言えるだろう。世界中にいるGooleの大株主が、TIME誌のこのGoogleCube開発途中の記事を読んで仰天、慌てて売却したとしか考えられない。

まぁ、そんなリーク情報にまつわる株価の変動も、実際にこのGoogleCubeの発表が行われれば、ほんの笑い話として忘れられてしまうだろう。

さらに付け加えておくと、1月6日にラスベガスで行われたCESのカンファレンスでロビン・ウィリアムスは「Googleを脳内にインプラントする機械」を冗談交じりにプレゼンテーションしたが、あの形が先の量子コンピュータープロトタイプと類似していることを最後に記しておきたい。

sim
(これはフィクションです)