板ガム大
上 iPod shuffle
下 ガムメジャー
板ガム大、いや正確には板ガムのパッケージ大と言うべきか、とにかく最近このサイズ感が気になる。
一昔前まではカードサイズというのが小型ガジェット物のリファレンスサイズというか基準になっていたような気がするが、さらに小型になってきたということか。
しかし板ガム(パッケージ)大に変わってきたのはサイズ縮小という意味もあるが、それ以上に形状のアスペクトレシオの変化も、心理的には効いていると言えないだろうか。
細長いものに対する好奇心とでも言おうか。
憶測でしかないが、ソニーはずいぶん前から細長戦略を実行してきたような観がある。メモリースティックは文字通りスティック型だ。そのメディアを利用したメモリーオーディオは(フォーマットが独自なためいまひとつブレイクには至らなかったが)多くの場合メディアに準じて棒状であったし、サイバーショットはメモリースティックに合わせて途中から横長タイプが主流になっていった。
しかし(これも主観的な見方だが)一昨年くらいから昨年にかけてはデジカメのようなガジェットはそれまでのストリームから一転して薄型であることが重要視されていたようである。カシオがEXILIMで成功をおさめたのもちょうどそんな時流に合っていたからかもしれない。厚さを犠牲にしてまでも縦横比を細長にしていた(サイバーショットなどの)商品は比較的苦戦していたように見受けられる。ソニーが急きょ薄型Tシリーズで他社に追随していったわけだが、iPod shuffleのような「板ガムガジェット」を見ると、そんな業界全体の「薄型路線」もそれまでのより戻し現象にさえ思えてくる。
ソニーの細長化戦略(たとえばコレ)は早過ぎた計画だったのかもしれない。
プラスマイナス0のメジャーが板ガムパッケージサイズであることが、そんな邪推を想像させる。
sim
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